足立区介護タクシーインタビュー
- cast74
- 2 日前
- 読了時間: 4分
第一回:竹取物語・吉田さんが語る「介護タクシーという新たな一歩」
今回のブログでは、足立区介護タクシーあいしーえふ介護サービスも加盟している、日本最大の介護タクシー団体「アイラスグループ」に所属する足立区の事業者さんを、インタビュー形式でご紹介いたします。
記念すべき第1回は、足立区新田で「竹取物語」という屋号で活動されている吉田さん。30年以上にわたり在宅介護の現場を支えてきたベテランが、なぜ今、介護タクシーという新しい道を選ばれたのか――。その歩みと想いを伺いました。
■ 長年の在宅介護から、もう一歩前へ
― 前職は何をされていたんですか?
「在宅介護の運営や管理をしている法人会社で、約30年間勤めていました。転職もありましたが、ずっと“在宅介護一筋”です。」
平成元年から介護の道に入った吉田さん。30年以上、地域の高齢者とその家族を支えてきた経験の持ち主です。
― そこから介護タクシーを始めたきっかけは?
「子どもが3人いるんですが、手がかからなくなってきた頃、『そろそろ自分の新しい一歩を踏み出したい』と思ったんです。介護関連の会社を立ち上げることも考えましたが、自分一人で始められる“介護タクシー”に挑戦することにしました。」
■ 「利用する側」から「支える側」へ
― 始める前、介護タクシーにはどんなイメージを持っていましたか?
「在宅介護支援センター等で勤務していた時は、介護タクシーを“依頼する立場”でした。実際に利用者様と一緒に乗ることもありましたから、外側からのイメージは持っていましたね。」
― アイラスを選んだ理由は?
「アイラスができた当初から知っていました。日本で初めてコールセンターを取り入れ、ドライバー研修をしっかり行っているのはここだけ。開業後のサポートも充実していて、“一人じゃない”と感じたんです。」
■ 仲間とともに、地域を走る
「実際に開業してみると、先輩方から心構えや実務的なアドバイスをいただき、温かく仲間として迎えてもらいました。顔が見える仲間がいる。電話をすればすぐに繋がる――それがアイラスの強みで今の自分があるのもアイラスの仲間のおかげです。」
― 前職と今のお仕事、どちらが良いですか?
「どちらが良いというより、今の仕事では“前職でできなかったこと”ができるんです。介護保険制度や自治体ルールの縛りがある中で、本当はこうしたいと思ってもできないことが多かった。でも介護タクシーなら、柔軟にお客様の希望に寄り添える。それが魅力ですね。」
■ 印象に残る移送
「曾孫さんの結婚式に出たいという車椅子の利用者様をお送りしたことがありました。式の最中も介助が必要で、私も一緒に参列したんです。前職ではできなかった支援を、介護タクシーで叶えられた。あの日の笑顔は、今でも忘れられません。」
■ 大切にしているのは“安心”
「病気の方も多いので、何より“安心できる移送”を心がけています。お話しができる方には声をかけ、辛そうな方には安楽な姿勢を工夫する。一人ひとりに合わせた移送を常に意識しています。」
■ これからの介護タクシーに向けて
「若い方の車椅子移送も増えていますが、“介護”という言葉がどうしても高齢者向けのイメージを持たれてしまいます。今後はもっと幅広く、自由に使っていただけるようにしたいですね。」
■ 吉田さんのプロフィール
保有資格:介護福祉士・キャラバンメイト講師
車両設備:車いす、リクライニング車いす、ストレッチャー
乗車人数:車いす1台時は付き添い4~5名まで、車いす2台時は付き添い2名まで
最後に、メッセージをお願いします
「在宅介護の経験が30年ありますので、介護に関するご相談も安心してお任せください。また、介護の学校で講師経験もあり、専門的な知識も活かしています。“移送だけでなく心も運ぶ”――そんな介護タクシーを目指しています。」
お話を伺って
吉田さんのお話から。温かく誠実な人柄の中に、長年“介護”に携わってきた深い誇りを強く感じました。
足立区で、いや都内でも――30年以上にわたり在宅介護の現場に携わり、管理職や介護学校の講師、そしてキャラバンメイトとして地域に関わり続け、そのうえで介護タクシーを開業された方が、他にどれほどいるでしょうか。
介護タクシーは、運転免許と二種免許があれば開業できます(※アイラスは除く)しかし、実際には「介護」という命に関わる責任が伴う、非常に重みのある仕事です。どうか「料金が安いから」などの理由だけで選ばないでください。
吉田さんのように、長年の経験と確かな知識、そして“介護への想い”を持った方が同じグループにいることを、私は心から誇りに思います。
以上足立区介護タクシーあいしーえふ介護サービスが足立区介護タクシーインタビューをお届け致しました。




コメント