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介護タクシー料金は本当に高い?一般タクシーと比較してみました

  • cast74
  • 10 分前
  • 読了時間: 8分

「介護タクシーは高い」というイメージをお持ちの方は、少なくありません。

その理由の一つに、介護タクシーの料金体系の複雑さがあります。

介護タクシーは一般タクシーのように運賃だけを支払えばよいとは限らず、介助料、ストレッチャーなどの機材費など、利用するサービスによって料金が加わり複雑です。


そのため、「電話で聞いていた金額より高かった」、「思っていた以上の料金を請求された」

「夕方に利用したのに、夜間料金が加算されていた」といったことで、介護タクシーに対して不信感を持ってしまう方もいらっしゃいます。


当社では、介護タクシーを初めて利用する方にもできるだけ分かりやすく料金をお伝えすることを心がけており、今回は、一般タクシーと介護タクシーでは、実際にどのような料金の違いがあるのかを比較してみます。


東京の一般タクシーも料金が変わっています


東京都内の一般タクシーは、2026年4月20日に運賃改定が行われました。

現在の基本的な運賃は、初乗り運賃:500円で初乗り距離:約1,000m、距離加算232m毎に100円更に時速10km以下の場合の時間加算85秒:100円となっています。

初乗り距離が1km程度ですから、実際の移動では初乗り運賃だけで目的地まで到着するケースは多くありません。


一般タクシーをアプリから予約して利用するケースを例にして、介護タクシーと比較してみます。


一般タクシーをアプリで予約した場合で例えば、朝の時間帯に8時~9時頃の利用を想定します。


アプリで日時を指定して配車を依頼すると、単純なメーター運賃だけではなく、利用するサービスによってさまざまな料金が加わります。


① メーター運賃

初乗り500円から始まり、走行距離や低速走行時間に応じて加算されます。


② AI予約手配料

日時を指定して予約する場合に発生する料金で370円~980円、時間帯や混雑状況などによって料金が変動。


③ 車両・条件指定料

車両の種類など、希望する条件を指定する場合に料金が加算され150円(UD指定など)


④ 迎車料金

タクシー会社によって設定されている迎車料金です。300円~500円


⑤ アプリ手配料

地域や利用するアプリによって、アプリによる配車手数料が加算され100円


つまり、一般タクシーも「メーター運賃だけ」で利用できるとは限りません。

特に朝など、流しのタクシーを捕まえることが難しい時間帯では、アプリ予約を利用する事が現実的です。(タクシー会社に直接電話しても朝の配車は断られる確率が高いです。)


今回の条件では、タクシーが実際に走り出す前の配車・予約関連だけでも一定の費用が発生し会社により異なりますが予約をアプリで朝の配車を行った場合にかかる概算は総額1750円


では、当社の介護タクシーでは?


当社の場合、基本的な料金は次のようになっています。

初乗り運賃:900円、初乗り距離:2,000m距離加算:100円(240mごと)時間加算:100円(90秒ごと)

●走行運賃は当社のが低いです


車椅子でご利用の場合、


① メーター運賃

走行距離や時間に応じたタクシー運賃です。

初乗り900円2キロから始まり、走行距離に応じて加算されます。


② 予約料

当社では、予約に伴う料金として400円をいただいています。


③ 条件指定料

一般タクシーのような車両指定などによる追加料金はありません。


④ 迎車料金

お客様のご自宅などへお迎えに伺うための料金として900円です。


⑤ 基本介助料

車椅子をご利用の場合、基本介助料として1,100円をいただいています。


したがって、車椅子をご利用の場合、運賃とは別に、予約料400円+迎車料金900円+基本介助料1,100円=2,400円となり一般タクシーの配車にかかる費用と単純に比較すると、当社の方が高く見える部分があります。(運賃だけですと当社のが安いです)

しかし、ここで重要なのは、何に対して料金を支払っているのかということです。

介護タクシーは「車に乗る」だけではありません、一般タクシーと介護タクシーの大きな違いは、移動そのものだけではありません。


介護タクシーのメリット


電話で予約できる、車椅子を無料で貸し出し、ご自宅の玄関先までお迎えに伺う、必要に応じてお部屋までお迎えに伺う、車椅子から車両への移乗をお手伝いする、車椅子の固定など、安全に乗車できるよう対応する、車椅子のまま2分で乗車できる、足立区以外の福祉タクシー券にも対応、条件を満たす場合は生活保護による移送にも対応、国家資格である介護福祉士が対応、移送実績15,000件以上


といったサービスを含んでおり一般タクシーと介護タクシーは、同じ「タクシー」という名前でも、提供しているサービスそのものが違います。なぜ「介護タクシーは高い」と感じるのでしょうか?


私が考える理由は、大きく5つあります。


1.料金体系が分かりにくい


介護タクシーでは、運賃以外にも介助料や機材使用料などが発生するのでこの事が周知されておらず、利用する方からすると「どこからが有料なの?」「この介助には料金がかかるの?」という疑問が生まれやすい部分です。


例えば、ご自宅から車両までの移動介助、ベッドから車椅子への移乗、車椅子の貸し出しなど、事業者によって料金設定が異なります。

そのため、初めて利用する方は、予約時に「何がいくらなのか」を確認することが大切で親切でやってくれたと思いきや後から請求されたなどあります


2.一般タクシーは安く利用できるケースがある


一般タクシーの場合、街中で流しのタクシーを拾ったり、駅や病院などで待機しているタクシーを利用したりすれば、予約料や迎車料金、アプリ料などがかかりません、そのため、単純に「乗車して移動する」だけなら、一般タクシーの方が安く感じるのは当然です。

一方、介護タクシーは予約制で予約、迎車、基本介助料が必須なので、流しタクシー料金をイメージする方は高く感じてしまいます。


3.介助や機材には、それぞれ費用がかかります


介護タクシーでは、運賃だけではなく、リクライニング車椅子、ストレッチャー、医療用酸素、吸引機に費用が発生し、階段介助、2名対応で室内に搬送などで必要なサービスや機材に応じて料金が発生するので大変わかりずらく、ここは一般タクシーとの大きな違いです。

ただし、何にいくらかかるのかは事業者によって異なるので改めて利用前に料金を確認しておくことが重要です


4.料金の説明方法にも違いがありクレームの受付が明確でない


一般タクシーの場合、比較的大きな会社が多く、料金や苦情などについて相談する窓口も整備されています。

一方、介護タクシーは個々に料金が設定出来(運賃以外)苦情の窓口が明確にされておりません


5.後日まとめて請求され見過ごしてしまう場合も


医療機関や施設などで、それらが保有する介護タクシーを利用する場合、移送費用がその場で精算されず、後日まとめて請求されるケースもあります。(病院から系列施設等)その場合、明細を細かく確認しないと、「何にいくらかかったのか」が分かりにくくなることがありますので介護タクシーを利用する際には、できれば利用前に料金の内訳を確認しておくことをおすすめします。


当社が料金を分かりやすくしている理由


介護タクシーを初めて利用する方は、「いくらかかるのか分からない」という不安を抱えて電話をされることが多くあります。だからこそ当社では、できる限り料金をシンプルにし、「運賃はいくらなのか」「介助料金はいくらなのか」「機材を使うといくらなのか」を分かりやすくご案内することを心がけており、介護タクシーの料金をより具体的にイメージしていただけるよう、料金シミュレーターも作成中です。


シュミレーターの特性として


実際の利用場所を入力していただくことで、おおよその料金を確認できるように進めておりますが、介護タクシーの料金は道路状況や待機時間、介助内容などによって変わるので、シミュレーターの金額はあくまで「目安」としてご利用ください。


介護タクシー料金は本当に高いのでしょうか?


一般タクシーと介護タクシーを「料金」だけで比較すると、一般タクシーの方が安いです。しかし、介護タクシーには、「移動するための車」だけではなく、移動することが難しい方を安全に車までお連れし、乗車をお手伝いするサービスという役割があり例えば、「車椅子の母を自宅から病院まで連れて行きたい」「ベッドから一人で起き上がれない」「家族だけでは車への移乗が難しい」という場合、単純にタクシーの運賃だけを比較することはできないと考えており大切なのは、「いくらかかるのか」に加え、「その料金で何をしてもらえるのかを事前に確認することだと思います。


最後に


介護タクシーは、一般タクシーと比べると高く感じる部分は否定出来ません。

一方で、利用者の方が納得できない料金を支払うことがないよう、事業者側が料金を分かりやすく説明することも非常に重要だと考えており当社では、「初めて介護タクシーを利用する方にも、料金をより分かりやすく」を心がけています。

料金について分からないことがありましたら、遠慮なくお問い合わせください。

また、今後公開予定の料金シミュレーターも、介護タクシーを利用する際の目安としてご活用ください。


■ 記事監修者


あいしーえふ介護サービス代表佐藤昌明


介護老人保険施設、高齢者サポート住宅、等の勤務経験が有り国家資格 介護福祉士を保有

2016年8月開業以来、15000人以上の搬送者数で東京消防庁より表彰状授与、患者搬送乗務員、東京防災救急協会会員、NHK学園卒


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