“この仕事のために生きてきた” 八潮市・介護タクシードライバーインタビュー9年目の想い
- cast74
- 5月1日
- 読了時間: 6分
埼玉県八潮市で開業し、本年で9年目を迎えるケアタクシーよすがの片山さんにインタビューさせて頂きました。一般では馴染みが無い2県許可を持っている珍しい方です。
八潮市 介護タクシー インタビュー
Q 介護タクシーを始める前の仕事を教えて下さい
A 百貨店での販売営業、タクシー運転手、グループホームです。
Q 様々な職種ですが、介護タクシーを始める流れをお伺いします
A 一般タクシーで働いている時に父が緩和ケア病棟に入院することとなり、男手が自分しかなく、病院に寝泊まりしながら父を看取りました。その際に生死を目の当たりにし、働いている看護師さんやケアスタッフに親近感を感じたのが今から想うと、始まりだったかもしれません
Q 一般タクシーは辞められたのですが?
A 看取り中も休んでいましたし、その後もやることが多く、勤務出来ない状態が続いたため退職しました。
Q その後にグループホームに入られる流れは?
A 職を探していた際にリクルートの方から「介護業界セミナー」を紹介され、父の看取りを経験し看護師さん、ケアスタッフさんにも好感を得たこともあり参加しました。その際施設職員の方から「高齢者の方に好かれるから向いている!」と言われたことで、介護業界で働く決意をし、地元で本格的に探し始めました。
Q グループホームでの面接はどんな印象でしたか?
A 今までの職種では関わることのなかった方と話しながら、人の一生を見てケアする仕事に強く興味を持ち、働きたいと思い決めました。
Q 介護タクシーを知るきっかけを教えて下さい
A グループホームで3年勤務していましたが、依頼したこともなく存在も知りませんでしたが、施設ケアマネの旦那さんが介護タクシーを営んでいると知ったのが最初です。
Q そこから介護タクシーに興味が湧いて来たのですか?
A いえいえ当時は介護福祉士を目指していましたので関心はなかったです、しかし受験制度変更により通学が必要となり、妻と相談して断念しました。
Q 介護タクシーを目指す転機は何でしょうか?
A 新人教育をしていた際に、入職された方の旦那さんがアイラスで介護タクシーをしており、「片山さんなら2種免許有るし、介護職で更に向いている」と勧められました。その後、ご夫婦と会食しながら話を伺いました。
Q 会食ではどの様な話が出ましたか?
A 仕事内容に加え、収入面や働き方、夜勤が無く毎日帰れること、八潮市を拠点に足立区や葛飾区でも活動出来ることを聞き、これならやれると感じました。
Q 奥様は納得されたのですか? 開業から何年経過されましたか?
A 妻からは「是非やれば」と言われ、2017年10月に開業しました。
Q 2県許可の制度を教えて下さい
A 八潮市で3年の実績を積むと申請資格が得られ、その後、足立区や葛飾区の病院・施設どちらかからの推薦状を運輸局に提出して認められます、現在は2年ごとの更新制になっていますので、その度推薦状を頂いて提出しております。
余談ですが、草加市は足立区のみ接しているため、1区での活動となります。
Q 2県許可のメリットを教えて下さい
A 足立区、葛飾区の仲間から依頼を頂けることや、地理に詳しくなる点です。また、自分の拠点からは八潮市内の遠方より、葛飾区亀有や足立区六月の方が近い場合もあり、効率面でもメリットがあります。
Q 過去、印象に残った移送を教えて下さい
A 緩和ケア病棟に入院されている方を、ご家族様の希望で一時帰宅させたいという依頼がありました。
万が一に備えて打ち合わせを行い、ご自宅へ移送し、3時間後に無事病院へ戻ることが出来,
ご家族様から「病院にいる時と表情が違っていた。自宅に帰ってきたのが分かったと思う」と言われ、この仕事は介護タクシーならではだと感じました。
病院に戻る際に小雨の中、車が見えなくなるまでご家族様がお辞儀をされていた姿が今でも印象に残っています。
Q アイラスに加入しているメリットを教えて下さい
A 登録台数が多いため、自分が対応出来ない場合でも代行を出せる確率が高い点です。加盟者の教育もしっかりしているので安心して任せられます。
Q 介護タクシーの印象は開業前と変わりましたか?
A 大きく変わりました。最初は一般タクシーの延長と考えていましたが、実際は人の人生に深く関わる仕事で、「介護タクシーは車いすの方を乗せるだけ」と思われがちですが、現場では、お部屋で転倒していた、急遽の対応等で何が起きるか分からず、様々な知識や判断が求められるので一般タクシーとは全く異なります
Q 介護タクシーを始めて良かったですか?
A 間違いなく良かったです。この仕事をするために今までの経験があったと思っており諸先輩方を目標にしながら引退するまで人生を賭けてこの仕事を全うしたいと考えています。
Q アピールポイントを教えて下さい
A ご利用者様にとって、自分の車が人生で最後に乗る車になる可能性もあります。だからこそ、誠心誠意、誰よりも心を込めて対応したいと考えています。
Q 保有機材と使用車両を教えて下さい
A ストレッチャー、リクライニング車椅子、車いす、ハイエースウェルキャブです。

Q ハイエースウェルキャブには何名乗れますか?
A 車いすは同時に2台、付き添いの方は5名まで乗車可能です。
Q 保有資格を教えて下さい
A 2種免許、東京消防庁患者搬送乗務員、介護初任者研修、社会福祉主事です。
■ まとめ
介護タクシーを始める理由は人それぞれですが、片山さんから感じたのは、この仕事に対する強い想いと覚悟でした。
「引退するまで全うしたい」と話され好きな仕事に出会える人は多くありません。
正直、自分はこの仕事に向いていないのではと考えることもあります。今回片山さんの姿に触れ、改めて自分を見つめ直す機会となりました。仕事にかける熱量は利用者様に伝わる、熱いインタビューとなりました。以上が“この仕事のために生きてきた” 八潮市・介護タクシードライバーインタビュー9年目の想いでした。
記事をご覧頂き誠に有難う御座いました、ブログ作成は本年で10年目を迎えた、佐藤が担当致しました。
■ お願い
もし、通院や転院、ご自宅への一時帰宅などでお困りのことがありましたら、どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
当社では、介護福祉士資格を持つドライバーが対応し、安心・安全を第一にサポートさせて頂いております。
当社では介護タクシー、民間救急を使い「この値段が適切なのか?」と疑問を持たれた方からのご相談をお待ちしております。(領収書を拝見しながらアドバイスさせて頂きます)
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