介護タクシーを断られる理由とは?実際の現場で多い本音解説
- cast74
- 2 日前
- 読了時間: 8分
更新日:12 時間前
介護タクシーを頼もうと電話した際に
「申し訳ありませんが対応できません」
と言われてしまい、戸惑った経験はありませんか?
「なぜ断られてしまったのだろう?」「介護タクシーって利用しにくいの?」このように感じられる方もいらっしゃると思います。
実は介護タクシーには、安全面や制度上の理由等々からお受けできないケースが存在します。今回は、実際の現場でよくある
最初のお電話でお断りするケース
一度ご利用いただいた後にお断りするケース
やむを得ずお断りするケース
について、現役介護タクシードライバーの視点から分かりやすく解説します。
今回は当社に限らず、介護タクシー業界全般になります。
① 最初のお電話でお断りするケース
生活保護で福祉事務所の許可がない場合
生活保護を受給されている方が介護タクシーを利用する場合、福祉事務所のケースワーカ-
(CW)の許可が必要になることがあります。
そのため
「○○へ行きたいのでお願いします」
と直接ご連絡をいただいても、福祉事務所の確認が取れていない場合は移送をお受けするとが出来ません。
また福祉事務所は基本的に17時で業務終了となるため、確認が取れない時間帯のご依頼についても対応が難しい場合があります。
福祉事務所から移送を控えるよう指示がある場合
稀なケースですが、福祉事務所から
「○○様の移送は受けないように、万が一移送されても福祉事務所としては支払い出来ません」と連絡が入ることがあります。
例えば
行きは救急車(緊急性無し)
帰りのみ介護タクシー
といった利用が繰り返されるなど、制度の趣旨と異なる利用が頻繁に確認された場合には、福祉事務所の指示に従い移送をお断りすることがあります。
トラブル情報が共有されている場合
当社は日本最大級の介護タクシー団体**アイラス**に加盟しており、事業者同士で情報共有を行っています。
その中には
料金未払い
著しい迷惑行為
業務に支障が出るトラブル
などの情報も含まれブラックリストを共有しております。
トラブル防止の観点から、該当する場合は移送をお断りさせて頂きます。
② 再度のご依頼をお断りするケース
帰りの送迎を依頼していたのに無断で帰られる
通院の往復送迎をご依頼いただき、「帰りもお願いします」とお聞きしていたにも関わず、指定時間になっても現れないケースがあり、病院の場合、「体調が急変したのではないか」と心配になるため病院へ確認することもあります。
その結果、すでに会計を済ませて帰宅されていた場合など、悪質と判断された場合には次回のご依頼をお断りさせて頂きます
お迎え時間を何度も変更される
例えば
「帰りは14時でお願いします」
とお聞きしてお迎えに行くと
「30分後でお願いします」
「やっぱり1時間後で」
と時間変更が続くケースがあります。
介護タクシーは次の送迎予定もあるため、大きな時間変更が続くと他の利用者様に影響が出てしまいます。
そのため、このようなケースでは事情を伺った上で次回のご依頼をお断りする場合があります。
帰り待てないから直ぐ来て欲しい
帰りの時間が未定の方の場合、「診察が終わりましたので直ぐに迎えに来てください」とご連絡をいただくことがあります。
出来る限り早くお迎えに伺いたいのですが、すでに他の送迎予定が入っている場合は、どうしてもお待ちいただくことがあります。
その際、状況をご理解いただけず強いご指摘をいただくケースもございますが、当社といたしましても他のご利用者様のご予約に対応しているため、今後のご依頼についてはお受けできない場合がございます。介護タクシーは1日に複数の通院送迎を担当しているため、ご理解いただけますと幸いです。
お迎えに行っても不在で連絡が取れない往路
予定時間にお迎えに伺っても
呼び鈴に応答がない
電話も繋がらない
というケースもあります。
通院予定の場合は体調の急変も考えられるためこちらも大変心配になります。
予定変更がある場合は事前にご連絡いただけると大変助かります。
③ やむを得ずお断りするケース
急なご依頼介護タクシー 断られる理由
「今から来てほしい」「○○病院に直ぐ行きたい」
というご依頼をいただくこともありますが、すでに別の送迎予定が入っている場合は対応が難しいことがあります。
特に午前中は通院予約が集中する時間帯のため、すぐの対応が出来ないケースが多くなります。この場合当社としては、提携ドライバーを紹介させて頂く、アイラスコールセンターに連絡して頂くなど対策しております。
階段介助が必要な場合
階段介助は人力で行うため
利用者様の体重
階段の幅
勾配
必要な人員
などによって対応できない場合があります。
例えば
体重80kg以上
3階〜4階
階段が狭い
などの場合は、3名以上のスタッフが必要になることもあります。
しかし急なご依頼では人員確保が難しいこともあり、安全を優先してお断りすることがあります。
ストレッチャー移送、酸素移送
ストレッチャー、酸素移送はすべての介護タクシー事業者が対応しているわけではありません。車両設備や人員、資格の関係で車両に積んでいない、保有していないがあり、こちらも即対応して欲しいですと、移送をお断りする可能性があります。当社では両方に対応しておりますが、即時の対応は困難となります。
人数が、車いす規格が基準外
当社車両は車いす2台にお付き添いの方5名様迄対応出来ますが、8名乗りたい、電動車いす重量が180キロにご利用者様60キロですと、車両に乗れない、リフトが上がらないのでお断りさせて頂いております
タクシー券、補助券に対応していない
東京23区の福祉タクシー券、補助券は各、区毎に契約しタクシー券、補助券を換金するのですが、事前に申請し、事業者登録する必要があります。荒川区ではタクシー券の他に、リフトタクシー券、リフト補助券が有り補助券を使えるのは当社が加盟している介護タクシー団体アイラスの他に2社のみ(アイラス加盟社)よって介護タクシー事業者が未登録の場合など、タクシー券を使いたいと話された時には、お断りされる可能性が高いです。当社では23区のタクシー券、補助券にも対応しております。埼玉、千葉、神奈川、含む
夜間移送
夜中に病院に運ばれ、帰る事になったが帰る手段がない、一般タクシーには乗れない場合に介護タクシーを使いますが対応時間外で搬送出来ない事業者もおります。この様なケースは病院で介護タクシーを紹介してもらいますが必ず事前に値段確認して下さい。又24時間対応事業者を自分で検索するのも方法です
狭い道、出れない道のご自宅
ご自宅が奥まった場所で何度も切り返しをしなければならない、一方通行でない道で車両がすれちがう事が出来ない場所ですと、車両をぶつける原因になり大変危険です。その様な場合には車両の大きさを考慮し対応をご遠慮させて頂いております
【追記】介護タクシーをスムーズに利用するための3つのポイント
ここまで「介護タクシーをお断りするケース」をご紹介しましたが、実際には少しの準備でスムーズに利用できることがほとんどです。
ここでは、介護タクシーを安心して利用するためのポイントをご紹介します。
① 予約は出来るだけ早く、移送が決まった時点で
介護タクシーは特に 午前中の通院時間帯 に予約が集中します。
そのため当日や直前のご依頼の場合、車両がすでに出てしまっていることも少なくありません。可能であれば・移送が決まった瞬間、数日前にご連絡いただくと、スムーズに予約が取りやすくなります。
② 階段、段差、必要機材がある場合は事前に伝える
介護タクシーでは
・階段の段数・エレベーターの有無・通路の幅によって必要な人数が変わることがあり、必要機材も車両に積んでいない可能性が有りますので事前に伝えていただければ
スタッフ増員
機材準備
など準備し安全に対応することができます。
③ 帰りの時間が未定の場合
通院では診察時間が読めないことも多くあります。
その場合は「状況連絡を途中入れて頂く」事により当社が対応出来ない場合でも提携ドライバーが対応出来る可能性が有ります。
事前に、途中に状況確認していただく方がスムーズです。
【現場の本音】介護タクシーは出来る限りお断りしたくありません
実際のところ、介護タクシー事業者の多くは出来る限りお断りしないよう努力しています。
しかし
・安全確保・制度上のルール・利用者様の使い方・他の利用者様の予約・保有機材、使用車両などの事情により、やむを得ずお断りするケースもあります。
そのため「この場合は頼めるのかな?」
と迷われた場合は、まず一度ご相談いただければと思います。
状況に応じて出来る方法を一緒に考えることも可能ですので、足立区周辺で介護タクシーをお探しの方、介護タクシーは誰でも利用出来るの?等々ご相談下さい。以上が介護タクシー断られる理由でした。ご覧いただき誠にありがとうございます。




コメント