当社では有りませんが残念ながら死亡事故になってしまった事例を紹介致します
① 某参道で無料で配られているお団子を利用者に渡してしまい
喉を詰まらせ亡くなってしまった
② 車椅子をマンホールの出っ張りに当ててしまいその反動で利用者が車椅子から
落ち頭を強打し亡くなってしまった
1の事例は介護職員では無く送迎ドライバーが利用者の事を考えず独自の判断で行って
しまい重大な事故と繋がってしまいました。
介護職員なら利用者のえんげ状態を把握している上お団子が危険な食べ物で有ると認識
しておりこの様な事は考えられません。
余談ですが胃瘻の方は食べ物、飲み物を口から摂取出来ないと思われがちですが口から
人により摂取出来る物も有ります
2のケースは施設介護職員が利用者と外出中に出っ張っているマンホールに気がつかず
事故が発生してしまいました。
施設ですと完全バリアフリーなので突起物も無くスムーズに車椅子で移動出来ますが
外界ですと一見フラットに見える歩道が実は雨を下水に流すために傾斜している事
(駅ホームも同様)コンビニに車椅子で入ると狭すぎて中通路では相互通行出来ずコンビニを車椅子の方は遠慮する傾向が有る事 悪路は車椅子を後ろから押すと安全である事など知らない事も多いのではないでしょうか? 外出時にリハーサルとして事前に
通行するなどすれば事故を防げたかもしれません
死亡事故では無いですが・・・
③ 認知症の利用者様移送で本人が家に寄りたいと言った事を真に受け自宅付近
に行ってしまった
介護職員なら認知症の方が「洗濯物が無くなった」「風呂入って無い」「明日帰っても
良いと先生から言われた」などと話されても真に受ける事は無く対処出来ますが
認知症の方と接した事が無い介護タクシードライバーだったので信用してしまい
自宅付近に行くも正確な住所が分からず近くを周回してる間に到着が遅くなった
目的地病院から連絡が入り問題発覚。
● 介護タクシーはただ車椅子乗れるタクシーでしょと思われている方も多いと思いますが一歩間違えば運転以外にも死亡事故にも繋がる非常に繊細な所まで気を配る仕事です。 自分は介護職経験が活かされる場面に多く遭遇しており辛かったあの時期を経験
出来て良かったと誇りに思っております。